World Clock


Finland

「医者になりたいの」(3)


「医者になりたいの」”Haluan laakariksi”

その3

(31ページのカコミ)
日本のトークショーのゲストに!

キーラはトリノオリンピックに参加していたとき、5月に東京で行なわれる大会への参加という思いがけない招待を受け取った。シーズンも終わっているし、来期の調整に備えなくてはいけないので、当初は辞退しようと思っていた。
「ちょっと中途半端な状況よね。だって、こんなに遅い時期の大会に出たことはないから。でも、その後、招待に応じることにしたの。来年の世界選手権が開かれる東京を知るいい機会だし、時差ぼけを直すのがいかに簡単かがわかる機会にもなるわ」

この1日限りのイベントは、欧州・日本・北米の3チームが互いに戦う団体戦になる。それぞれのチームは2人の女子と2人の男子から編成される。キーラが演じるのは、今シーズンを通しておなじみになったロング・プログラムだ。
「この大会への参加に招待されて、本当にうれしいの。ヨーロッパチームの他の選手だと、世界選手権で何度も優勝しているアレクセイ・ヤグディンも滑る予定よ」

大会以外にも、キーラは日本のトークショーにも出る予定だ。外国語の才能にはとても恵まれているが、日本語のスキルについて聞かれると、彼女は笑った。
「幸いにも、通訳を付けてくれるって約束になってるの」

[Box on page 31]
As a guest on a Japanese talkshow

When Kiira was in the Olympic Games in Torino, an invitation to a competition held in Tokyo in may was unexpectedly handed to her. At first she was going to decline because the season would already be over and she shoud be focusing on the next season.
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「医者になりたいの」(2)


「医者になりたいの」”Haluan laakariksi”


その2 コルピは今

現在、キーラはすでに来期のヨーロッパ選手権と世界選手権に目を向けている。目下、彼女は基礎トレーニングをしながら、新しいショートプログラムの研究をしている。

今のところ1日に2回のトレーニングをしている彼女だが、6月のはじめには2週間の休暇を取る予定だ。その後、所属クラブのトレーニングキャンプがあり、真夏を過ぎたらトレーニングのためにどこかへ旅するという。
「行き先はまだ決めていないの。去年はアメリカ合衆国に行ったわ」

トレーニングのほかに、正しい食事療法に沿った大量の自主訓練が要求される。フィギュアスケートにおける審美的な要素は、バレエと同様にとても大切なものだが、キーラは自分の体型についてはいつも安心している。
「少し前まで、私はフィギュアスケートをやるには背が高すぎると思っていたけど、今では、この身長が演技をさらに印象的なものにするんだって実感しているわ」
と167センチの長身で話す。

自分の長所について、彼女はテクニックとジャンプ、氷上でのカリスマ的人気を挙げる。一方、彼女の弱点は柔軟さとつま先回り(pirouette)だ。
「もちろん、全ての要素をまんべんなく完成させたいわ。いくら練習しても完璧すぎるということはないし」

(30ページのキャプション)
撮影で着たドレスは、キーラに最初の大会の衣装を思い出させた。
「何色も使ったドレスで、本当に最高だったの。でも、ほかの子が着ていたひらひらのドレスが羨ましくなったわ」
とキーラは笑う。

(31ページのキャプション)
キーラのトレーニングプログラムには、スケートの訓練に加えて、筋力と持久力のトレーニング、バレエとアシュタンガ・ヨーガがある。
「ヨーガで体を柔らかくしようとしてるわ」
(つづく)

(continued)
At the moment Kiira is already looking towards next season and the European and the World Championship competitions. Currently she is doing basic training and also working on a new short program.
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「医者になりたいの」(1)

さっそくVille先生から英訳が届いたので、何回かに分けて掲載(thanks, Ville)。

(タイトル)
「医者になりたいの」”Haluan laakariksi”

(いきなりビックリなタイトルだ)

(リード)
フィギュアスケート選手、キーラ・コルピは、ファンやマスコミから注目を浴びているにもかかわらず、冷静を保つようにしている。この若い女性は、フィギュアスケートでの成功と医者になることを夢見ている。




(本文)
いつもの忙しい火曜日の午後、タンペレのHakametsa:アイススタジアムにて。
ホッケー選手たちは、アイスホッケーのパック(円盤)ではなく、ピンクのドレスを着た若い女性を目で追っていた。彼らはその女性が、地元のスター、フィギュアスケート選手のキーラ・コルピだとすぐにわかったのだ。

シーズンのまさに終わりになって、キーラはフィギュアスケート界にその名を知らしめた。この数ヶ月のうちに、彼女はリヨンで開かれたヨーロッパ選手権、トリノオリンピック、カルガリーの世界選手権に出場。結果は、6位、16位、10位だった。

「3つの大きな大会が終わって、ホッとしています。新しい経験をいっぱい積みましたし。今シーズンで一番印象に残っている瞬間は、リヨンでオリンピックに出場できると聞いた時ですね」
キーラはカメラマンに親指を立ててポーズを取る。


女子選手

ジュニアからシニアに大会が移るのは、キーラにとってたやすいことだった。けれども、ジュニア選手権の時とくらべて、他の選手との関係は居心地のいいものではないことにすぐに気が付いた。

「ヨーロッパ人選手は一般的にとてもいいんですけど、アメリカ人やロシア人の中にはちょっとお姫様気取りの人がいるんですよ。大会って、もっと真剣勝負の場だと思っていたのですが」

マスコミと観客の関心がキーラを襲うことはなかった。彼女は平静を保ち、一番大切なことに集中する。そう、練習だ。
(つづく)

“I WANT TO BECOME A DOCTOR”

(Finnish to English translation:Ville)

Figure skater Kiira Korpi is trying to keep calm despite all the attention from the fans and media. The young woman is dreaming of success in figure skating and of becoming a doctor.

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