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Kiira Korpi Interview on Apu-magazine/雑誌「Apu」のインタビュー(2)

意志の力

アイスホッケーのコーチであるラウノ・コルピの娘にとって、スケートを始めることは簡単だった。なぜなら、家族はスケート場のほとんど隣に住んでいるからだ。2歳年上の姉のマネをしてスケートの練習を始めたのは、キーラがわずか4歳の時だった。
「滑ることは初めから楽しかったし、クラブで友達もたくさんできたの。もし最初のころの練習が単なる遊びだったら、今でもこのスポーツを職業にしてなかっただろうし、嫌いにはなりたくなかった。ずっと滑ることを楽しみ続けたいの。自分がしていることに愛と情熱を抱きつづけていられれば、モチベーションも下がらないし、前に進めるわ」
もちろん、時にはつらい時期もあった。キーラは自分の体格がフィギュアスケート選手として理想的だとは思っていない。
「まず、166センチの身長はフィギュアスケート選手としては非常に高いし、体も特に柔らかくはないけど、私にはどうやらこのスポーツで必要とされる才能があるらしいの。小さいころから、私は意志が強くて気性も激しかったわ。決断力と意志の力で進んできたの」
家族は時に、この少女の激烈ぶりに手を焼いた。
「私は本当に手がかかる子供で、母が言うには、2時間もかんしゃくを起こすことがあったらしいの。私はあきらめないし、始めたことはすべてきちんと終わらせる。何かがうまくいかないからって、すぐにやめることはないの」
朝6時半に起床して、夜7時半に帰宅するにも決意は必要だ。フィギュアスケートでジャンプを練習するには、まず数年の間は1回転ジャンプを練習し、その後2回転に移っても数年、キーラが世界選手権で飛んだ3回転-3回転のジャンプができるようになるにはさらに数年かかる。
「ジャンプが成功したときは、世界中で一番すばらしい気分よ。これに勝るものはないわ」
3回転ジャンプには勇気も必要だ。
「初めのうちは、私も少し無茶してたわ。気持ちが落ち着いている時でさえ、あえて危険を冒すことを恐れていなかったし、いつも新しい技を試そうとしていたの。3回転ジャンプに挑戦することは危険だけど、ジャンプとあらゆる遊びにいつも夢中だった。子供のころは、いつも外に出て、あらゆる遊びをしていたの。おてんばでもなかったけど、お姫様でもなかったわ」
かわいいスケートのドレスも、キーラにとっては魅力的なものではなかった。
「たぶん私のドレスは、地味すぎる時もあるでしょうね」
時計に目をやると、夜のトレーニングの前に20分の仮眠を取る時間だ。
「時間があるときは、十分な仮眠を取ります。大会の前にはいつも寝ます。気分がふさいでいる時は、1日中寝ることもあります。他のスケート選手も同じようなことを言いますよ」
今は、来期の大会に向けて、新しいショートプログラムとロングプログラムを練習する時だ。
「ショートプログラムはメキシコの音楽で、ロングプログラムの音楽はミュージカル『オペラ座の怪人』なの。何も勝手には進んでくれないし、いっぱい練習しないとね。たとえ基本的な構成は以前と同じでも、ジャンプとジャンプの間には違う振り付けと難しいステップシークェンスがあるから。スピンも練習しないといけないし」
目指しているのは、世界選手権と欧州選手権で昨シーズンよりいい成績を残すことだが、本当の目標は秋に話し合われる。
「昨年はシーズンの初めからオリンピックと世界選手権に照準を定めていたんだけど、世界選手権にジュニアで出るか、シニアで出るか、考えなければならなかったの。トリノ五輪は大きな挑戦だったし躍進だったけど、出てみようと皆で決めたわ。振り返れば、あの時決断してよかった。その後は、シーズンを通じてていねいに演技を仕上げる時間を過ごすという明確な目標を持ったの」

キーラ・コルピの情報
1988年9月26日、タンペレ生まれ
2005年国内選手権で銀賞、2006年の国内選手権で銅賞。2006年のヨーロッパ選手権で6位、世界選手権のシニアにも初出場し10位、トリノオリンピックでは16位。
世界選手権で3回転-3回転のコンビネーションジャンプを決めた初めてのフィンランド女性選手である。
コーチは、マーレット・シロマーとスザンナ・ハーララ

Photo: Seppo J. J. Sirkka
立入禁止。キーラはまだ17歳だから、ナイトクラブには入れない。しかし彼女は残念だとは思わない。「どこでも踊れるし、静かなホームパーティの方が好きなの」
[photo caption] Access denied. As Kiira Korpi is only 17 years old she can’t get into night clubs to dance, but she doesn’t regret that.
– You can dance anywhere and I prefer calm parties at home.

(continued)(English translation by Ville)
Power of will

Starting to skate was easy for the daughter of hockey coach Rauno Korpi because the family lives almost next to the ice-stadium. Kiira was only four when she followed her two years older big sister to the skating practises.
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